~学び、つながり、課題を解決する、誰もが参加できるオープンなイベント~
BLVCK In Tech は、ダラス・フォートワース地域の幅広いブラックコミュニティ(高校生から社会人まで)に向けて、ITトレーニングやキャリア支援を行う非営利団体です。
2025年2月22日、テキサス州ダラスの West Dallas Multipurpose Center にて、「BLVCK In Tech Linux ハッカソン 2025」が開催されました。このイベントは、従来のハッカソンのような熾烈な競争を目的としたものではなく、学び・メンタリング・協力に重点を置いた設計となっており、Linuxやオープンソースに興味を持つ、あらゆるレベルの参加者が安心して参加できるインクルーシブな空間がつくられました。
主催したBLVCK In Techの創設者 シャノン・スティネット氏 は、次のように語っています。
「私たちの目標は、“競争よりも学びが大切”と思える空間を作ることです。
参加者が現場で役立つスキルや人脈を得て、IT業界で活躍するための後押しができればと考えています。」
イベントでは、参加者が4つの課題に取り組む形式で、Linuxの基礎的な概念に触れました。これらの課題は、問題解決能力を高めることを目的に設計されており、まずは参加者自身が取り組み、その後インストラクターと共に解説を受けながら理解を深めていくという流れです。
オープンソースツールの実際の活用方法に焦点を当てることで、初心者には「Linuxって難しそう…」という先入観を取り除くきっかけとなり、上級者にとってはスキルを磨く貴重な場となりました。
イベント全体を通じて、誰もが参加できる開かれた学びの場が重視されており、バックグラウンドに関係なく、誰もが主体的に取り組めるよう工夫されていました。
技術的な学びだけでなく、ハッカソンでは ネットワーキング の機会も多く設けられ、参加者同士が交流を深められる仕掛けがありました。特に印象的だったのが、参加者同士の達成をたたえる「チャレンジコイン授与式」。仲間と共に努力をたたえ合い、つながりを強める象徴的な時間となりました。
さらに、イベントではテック業界における 多様性とインクルージョンの重要性 が強調され、支援企業や団体とのパートナーシップが呼びかけられました。
今回のイベントは、地域の Sam’s Club(サムズクラブ)店舗 や地元の支援者による協賛、そして Linux Professional Institute(LPI)とのメディアパートナーシップ によって実現しました。これらの支援は、「誰もが平等に技術と教育にアクセスできる社会を目指す」共通の思いによるものです。
今回の成功をきっかけに、BLVCK In Techは今後さらに メンタリング・ネットワーキング・教育支援の取り組み を拡大していく予定です。
Linuxは、数多くのテクノロジーの中心にある存在であり、こうしたイベントが、これからオープンソースの世界に飛び込む人々にとって、学び・成長・参加の大きな一歩となることは間違いありません。
詳しくは、BLVCK In Techの公式サイトをご覧ください:
👉 www.blvckintech.org