ドイツ・ヴァイルブルクで開催された 第23回 Cisco ネットワークアカデミー(Cisco Netzwerk-Akademien)ナショナルアカデミーデー にて、LPIコミュニティを代表できたことは大変光栄でした。ナショナルアカデミーデーは、ドイツのIT教育・トレーニング分野において最も重要な年次集会のひとつです。
Cisco ネットワークアカデミーはしばしば「Ciscoに特化した内容」と見られがちですが、実際にはそれ以上に幅広く豊かな学習環境を提供しています。今日では、オープンソースの知識や実践を育むコースや認定を含む、より包括的で多様な技術スキルのエコシステムを支援するプラットフォームへと発展しています。
ヨーロッパの OSC-LPI チャネルパートナー として、今年も以下の取り組みを紹介できたことを誇りに思います。
Linux Professional Institute (LPI) の Linux Essentialsコース
Python Institute が提供する PCEPおよびPCAP認定(Pythonプログラミング資格)
これらのリソースは、過去3年間にわたりDACH地域(ドイツ・オーストリア・スイス)で公式に紹介してきたもので、教育機関や講師陣の関心は年々高まっています。
今年のプログラムでは、特に サイバーセキュリティ と 人工知能(AI) という2つの重要分野が大きく取り上げられました。
その中でも大きな議論を呼んだのが、新たにNetAcadプラットフォームで提供が始まった エシカルハッキング(Ethical Hacking)コース です。
Kali Linuxをベースに構築されたこのコースは、学生や講師が安全な教育環境の中でペネトレーションテスト(侵入テスト)を実践できる内容となっています。エシカルハッキングが現代IT教育の重要要素となる中で、このようなコースが登場したことは時代を象徴する歓迎すべき動きといえるでしょう。
特に誇らしかったのは、ドイツ国内のネットワーク&システム管理部門チャンピオン の発表を目の当たりにできたことです。今年の優勝者は Felix Baumann さん。おめでとうございます!
Linuxやオープンソースの基盤を強化する私たちの取り組みが、この競技の枠組みを支える一助となったことを大変嬉しく思います。このような実践的な成果こそが、学習者を自信ある専門家へと成長させるのです。
心より感謝をお伝えしたいのは、Carsten Johnson 氏と IT-Bildungsnetz のチームです。今年も周到な企画と情熱的な運営により、単なるイベントではなく、全国規模で発展する学習コミュニティを築き上げてくださいました。
また、すべての参加者・教育者・パートナーの皆さまへ――交流、洞察、そしてIT教育の未来を共に形作る情熱を共有してくださったことに感謝いたします。
私たちはすでに来年の開催を楽しみにしています。そして、ドイツ国内はもちろん国際的にも、オープンソース、認定資格、そしてプロフェッショナルとしてのキャリア形成についての対話をさらに続けていきたいと考えています。
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