Linux Essentials試験で100%を達成した方法

How I Scored 100% on the Linux Essentials Exam

Linux Professional Institute(LPI)認定トレーナーとしての新たな一歩を記念して、これまで制作してきた動画コンテンツの一部を、LPI 向けの記事として再構成してみました。

はじめまして。BecomeDevops チャンネルを運営している Szymon Izydorek です。本記事では、私自身の体験談とともに、Linux Essentials 010-160 試験にどのように合格したのか、その方法をお伝えします。しかも――満点(100%)での合格です!


なぜ Linux はすべての DevOps エンジニアに不可欠なのか

Linux は、DevOps のツールボックスの中の単なる一つのツールではありません。あらゆるものがその上で動いている「基盤となる OS」です。だからこそ、名前だけでなく実際の意味でも不可欠なのです。

DevOps エンジニアでありコンテンツ制作者でもある私にとって、日々の業務に Linux は常に含まれていました。しかし、その実務経験を正式な資格で証明したいという思いから、LPI Linux Essentials 試験を受験しました。そして結果は、100%の満点合格でした。

ここでは、その方法と、そこから得た学びを共有します。

クラウドインフラ、CI/CD パイプライン、Docker、あるいは自動化スクリプトに携わっているなら、意識しているかどうかにかかわらず、あなたは Linux を使っています。動画ではまず、なぜ Linux が DevOps、クラウド、IT 分野に不可欠なのかを説明しました。

Linux が重要である理由

1. サーバー分野を圧倒的に支配している
スケーラビリティ、性能、安定性に優れていることから、Linux はクラウドプロバイダー、データセンター、オンプレミス環境におけるアプリケーションホスティングの主要な選択肢となっています。Wikipedia、Facebook、Google といった大規模サービスの基盤を支えており、サーバー分野で最も広く利用されている OS です(出典あり)。Linux エコシステムへの理解は、LPI Essentials 試験の「1.1 Linux Evolution and Popular Operating Systems(配点比重 2)」でも確認されます。

2. オープンソースであること
Linux はオープンソースであるため、開発者や IT 管理者は用途に応じて OS の設定を柔軟に変更できます。また、GitDockerAnsibleKubernetes、CI/CD エンジンなど、現代 IT の基盤となる他のオープンソースツールとシームレスに統合できます。このオープンソースの基盤に関する理解は、LPI Linux Essentials 試験の「010, Topic 1: The Linux Community and a Career in Open Source」にも対応しています。

3. 強力な自動化機能
Linux のコマンドラインは自動化の中核です。シェルスクリプトや組み込みツールを活用することで、繰り返し作業の自動化、大規模なシステム管理、ソフトウェア開発の効率化が可能になります。コマンドラインは試験範囲の「010, Topic 2: Finding Your Way on a Linux System」および「Topic 3: The Power of the Command Line」に含まれています。

4. コンテナ技術の基盤
Linux は namespaces や cgroups といった機能を通じてコンテナ技術を支えています。Docker や Kubernetes のようなコンテナ関連技術を扱っているなら、すでに Linux を活用していることになります。

まとめると、Linux が不可欠な理由は以下の通りです。

  • AWS、GCP、Azure など主要なクラウドプロバイダーの基盤となっている

  • Git、Docker、Ansible、Kubernetes などの重要なオープンソースツールを支えている

  • シェルスクリプトやコマンドラインによる自動化を可能にする

  • namespaces や cgroups を通じてコンテナ技術を支えている

つまり、現代的なインフラに本気で取り組むなら、Linux は選択肢ではなく必須なのです。


どのように準備したのか

準備にそれほど長い時間はかかりませんでした。戦略はシンプルですが効果的でした。AWS 上に仮想マシンを立ち上げ、LPI が提供する Linux Essentials Learning Materials に沿って、記載されている課題を丁寧に実践しました。

すでに Linux の実務経験はありましたが、学習教材によって知識の抜けを補い、いくつかの概念をより明確に理解できました。また重要なのは、より深く学びたいという純粋な好奇心です。その気持ちが視野を広げてくれます。Linux Essentials 合格後、私は LPIC-1 の準備を始めましたが、その話はまた別の機会に。


Linux Essentials 試験の概要

Linux Essentials 010-160 試験は、Linux システムとコマンドライン操作に関する基礎知識を問う試験です。

試験概要

  • 問題数:40問

  • 試験時間:60分

  • 受験前提条件:なし

  • 有効期限:生涯有効

  • 合格基準:800点満点中 500点以上

出題範囲は広いですが、初心者にも取り組みやすい内容です。独学で学んできた人にとっては、知識を体系化する機会になります。

主な出題トピック

  • Linux の基本的な歴史と思想

  • 基本コマンド(cd、ls、pwd など)

  • ファイル操作(cp、mv、rm)

  • パーミッションと環境変数

  • オープンソースの原則

  • ディストリビューションの概要(Debian、Red Hat など)

  • 代表的なサービス(Nginx、MariaDB、Samba、NFS など)


私が活用した学習教材(すべて無料)

主に LPI 公式の無料学習ガイド(learning.lpi.org で提供)を活用しました。PDF ガイドは非常に充実しており、次の内容が含まれています。

  • 理論的な解説

  • 実践的なコマンドライン演習

  • 解答付きの自己評価問題

  • 実例を交えた説明

すぐに受験予定がなくても、Linux の基礎を復習するための優れた資料として強くお勧めします。


試験当日の体験

私は Pearson VUE のオンライン監督試験システムを利用し、自宅から受験しました。

  • 試験の2時間前に事前チェックを実施(ウェブカメラ、マイク、システム確認)

  • 移動不要でストレスも少なく、静かな環境で受験

  • 試験画面はシンプルで操作しやすいインターフェース

出題形式は、単一選択問題、複数選択問題、短文入力問題でした。内容はすべて公式学習ガイドに沿ったものでした。

結果は――全カテゴリーで 100%の満点でした!


受験費用と申し込み方法

受験費用は国によって異なります。まず LPI からバウチャーを購入し、その後 Pearson VUE で試験日を予約します。動画では、バウチャーの使い方や当日の流れについても詳しく解説しています。


これから Linux を学ぶ人へのアドバイス

Linux Essentials 認定を目指す方へのアドバイスは次の通りです。

  • 公式 PDF を活用する(体系的で網羅的、しかも無料)

  • 基本的な CLI ツールを改めて理解する

  • 試験だけでなく実務への応用を意識する

  • オンライン受験もぜひ検討する(柔軟で快適)

私の認定取得体験を共有できたことに感謝しています。Linux の学習は決して怖いものではありません。体系的な学習、好奇心、そして適切な教材があれば、誰でも成功できます。

動画はこちらからご覧いただけます:
How I Passed LPI Linux Essentials Certification (Step by Step)

Author

  • Szymon Izydorek

    Szymon Izydorek is an engineer specializing in DevOps, Linux, and Cloud Engineering. He is the founder of BecomeDevOps, a company dedicated to helping aspiring engineers break into the IT industry with confidence. Simon regularly shares his expertise through free-to-watch content on YouTube, covering topics such as Ansible, Linux, certifications, and DevOps, as well as in written form on the LPI blog and Medium. Outside of tech, he is a passionate chef and a dedicated marathon runner.

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