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LPIがクロアチアLinux Users’ Conferenceをサポート

2023年5月11日~12日 Linux Professional Instituteは、29年連続で地域内外の主要なIT企業や専門家が集まる最高峰のイベント、クロアチアLinuxユーザー会議(別名:Days of Open Computer Systems)を支援することを誇りに思っています。 今年のカンファレンスは、5月11日と12日にザグレブのFER(Faculty of Electrical Engineering and Computing)で開催され、HrOpenとHULKという2つの非営利団体が主催します。 このカンファレンスは、フリー&オープンテクノロジー、オープンソース、オープンスタンダード、オープンOSに焦点を当て、開発者とシステム管理者のトピックに重きを置いています。ウェブサイトでは、講演者リストと予備プログラムが公開されており、クロアチアのオープンソース企業Memgraphの共同設立者兼CTOであるMarko Budiselić氏とOpen Strategy PartnersのJeffrey A. McGuire氏が基調講演を行い、Free Software Foundation EuropeのプロジェクトマネージャーLina Ceballos氏とクロアチアのオープンソース企業Ptyhagoraの設立者のZvonimir Sabljić氏が講演を行っています。 LPI会員とフォロワーへの特別オファーとして、主催者は登録とチケット購入にLPIDC23というコードで10%の割引を提供しています。 クロアチアの活気と成長を続けるLinuxとオープンソースのコミュニティとつながるこの機会をお見逃しなく!

Blame the Tool or Blame the Tool User

A long time ago and far away, a Captain in the British Army retired from service and moved to an estate near Ballinrobe in Ireland. His name was Charles and he moved into Lough Mask House, a property owned by a wealthy landowner by the name of Lord Erne [...]

SeaGL 2025: A Community-Driven Linux Weekend

The Seattle GNU/Linux Conference returned to the University of Washington from November 7 to 8 for its thirteenth edition. SeaGL has always been a proudly community-driven, completely free event -- as in the freedom to not need to register or submit any private information to attend -- a grassroots [...]

LPI創設者 Dan York氏とEvan Leibovitch氏、Fellowsに認定

LPI「Hall of Fellows(特別顕彰者の殿堂)」が示す歩みと新たな仲間たち Linux Professional Institute(LPI)は2024年に Hall of Fellows(特別顕彰者の殿堂) を創設しました。これは、長年にわたりオープンソースの普及と啓発に尽力し、LPIや広く自由・オープンソースコミュニティの発展に貢献してきた人々を正式に称えるものです。単なる称号ではなく、世界に大きな影響を与えたインフラ、プログラム、コミュニティを築き上げた人々の功績を記録として残す取り組みです。 最初の顕彰者は、LPI設立初期から支援を続けてきた Jon “maddog” Hall 氏でした。最初の試験が開始される以前から、彼は戦略面・財政面・組織面でリーダーシップを発揮し、LPIを支えました。この顕彰は、Hall of Fellowsが単なる象徴にとどまらず、LPIとオープンソースを持続的に価値あるものとした人々を正式に記録していく場であることを示しました。 この先例を踏まえ、2025年の年次総会(AGM) では新たに2名が顕彰されました。それが Dan York 氏と Evan Leibovitch 氏です。彼らはLPIの共同創設者であり、それぞれ独自に「認定プログラム」という発想を打ち立てた後、協力してLPIの基盤を形作り、その枠組みは25年間にわたり続いています。以下、それぞれの功績を紹介します。 Dan York Linux Professional Institute(LPI)の事務局長 G. Matthew Rice 氏から、共同創設者の Dan York 氏へ Hall of Fellows Award が授与されました。 Dan York 氏は、LPI創設へとつながる初期の議論において中心的な役割を果たしました。彼は Greater New Hampshire Linux User Group の積極的なメンバーであり、コミュニティの価値観に根ざしたベンダーニュートラルな認定制度を公に提唱した最初期の人物の一人でした。彼の働きかけにより、Caldera Systems(当時のSCO Group) からの支援が得られ、LPI最初の試験実施につながったのです。 現在、Dan氏は [...]

Linux Professional Institute (LPI) Sponsors Software Freedom Day 2025

Let’s make Software Freedom Day 2025 the most impactful yet. Join us in shaping the future of open technology: locally and globally. Date: September 20, 2025 Format: Worldwide, local events and online activities Language: Multilingual (localised per event) About the Event Software Freedom Day (SFD) is a global celebration of Free/Libre [...]

LPI、新理事会メンバー就任を発表

Linux Professional Institute、新理事会を発足 〜2025年年次総会を経て〜 2025年7月11日— Linux Professional Institute(以下、LPI)は、7月10日に開催された新理事会の初会合をもって、正式に新たな理事会を発足したことを発表しました。新たに選出された4名の理事と再任された1名の理事は、6月21日の年次総会(AGM)において選出され、それぞれ任期を開始しました。今後、世界のオープンソース技術者を支援するというLPIの使命を共に推進していきます。 新たに理事に就任したのは以下の4名です: Simone Davide “Simo” Bertulli(イタリア在住)エネルギーおよび通信分野で8年以上の経験を持つサイバーセキュリティ専門家。LPIブログの寄稿者であり、技術講座のレビュー担当者。2024年からLPI認定トレーナーとしても活動中。 Henrietta Dombrovskaya(アメリカ在住)40年以上にわたりデータベース分野で活動する研究者兼実務者。FOSS(Free and Open Source Software)の推進者、教育者、支援者として知られ、PostgreSQLの専門家でもある。著書に『PostgreSQL Query Optimization』。 Werner Fischer(オーストリア在住)20年以上のLinuxユーザー歴を持ち、オーストリア初のLPI認定トレーナー。Thomas-Krenn-Wikiにて1,000本以上の記事を執筆。勤務先ではFOSSとLinux教育の普及を目指し、「Thomas-Krenn Linux User Group」の共同創設者としても活躍。 Tiago Felipe Goncalves(オランダ在住)Linuxとネットワークインフラ分野で24年の経験を持つシニアネットワークエンジニア。LPI認定を含む44以上の資格を保有し、大規模ソリューション、メンタリング、国際的なコミュニティ活動を通じてFOSSの推進に尽力。 また、Ricardo Prudenciato(ブラジル在住) が再任され、引き続き理事としてLPIコミュニティへの貢献と、組織のグローバルな発展に取り組みます。 理事会の議長は Uirá Ribeiro が務め、副議長は Brian Clemens。その他の理事には Jon “maddog” Hall(名誉議長)、Jill Ratkevic、Dorothy Gordon、Klaus Knopper、中原道紀、Ted Matsumura、Thiago Sobral が名を連ねています。 Evan Leibovitch 氏と Dan York 氏を Hall [...]

KoboToolbox:オープンソースで広がるデータ活用

人道支援と開発を支えるオープンソースツール「KoboToolbox」の軌跡と世界的な影響力 FOSS(Free and Open Source Software:自由でオープンなソフトウェア)プロジェクトの中でも、社会に大きな影響を与えているものを紹介する本シリーズ。今回は、厳しい環境下でも人道支援や開発団体が重要なデータを収集・管理できるよう支援する、オープンソースプラットフォーム「KoboToolbox」を取り上げます。この記事では、KoboToolboxの歩み、革新的な機能、そして世界中での影響について掘り下げていきます。また、Koboの最高執行兼イノベーション責任者であるティノ・クロイツァー氏へのインタビューもご紹介します。 KoboToolboxはどのように進化してきたのですか?その開発における主要なマイルストーンを教えてください。 2005年、KoboToolboxの前身となるプロジェクトが、危機地域で紙とペンに代わるデジタルツールとしてウガンダで試験運用されました。2010年には、カスタマイズされたOpenDataKit(ODK)が遠隔地でのデータ収集に不可欠な存在となり、国連などの機関によって採用されるようになりました。2013年には、国連人道問題調整事務所(UN OCHA)との提携により、KoboToolboxがグローバルに展開され、2014年からは無料ホスティングも提供開始。2019年には独立した非営利団体となり、導入当初は100万件のデータ収集に1年かかっていましたが、2021年にはそれを2日ごとに達成するまでに成長しました。 KoboToolboxは世界中の人道支援・開発団体にどのように貢献していますか? 現在、世界中で15,000以上の非営利団体がKoboToolboxを活用し、プロジェクトの管理や地域への影響測定に役立てています。もともとは国連機関や国際NGOでの利用が主でしたが、現在では中低所得国の地域密着型の小規模団体に多く使われています。これは、誰でも使えるデータ技術を通じた社会的変化への貢献を私たちが重視している証です。また、KoboToolboxは「デジタル公共財」としても認定されており、2024年のPizzigati賞(優れたオープンソースプロジェクトに贈られる賞)を受賞したことも、大きな評価のひとつです。 KoboToolboxを活用して実際に成果を上げた事例はありますか? もちろんです。たとえば、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、世界各地で難民や避難民の支援にKoboToolboxを活用しています。また、赤十字・赤新月社連盟は、災害や健康危機で影響を受けた何百万人もの人々を支援するためにこのツールを使用しています。世界銀行やカリブ開発銀行などは、貧困削減や経済開発に役立てています。さらに、人道支援や開発の枠を超えて、環境保護や人権、教育分野でも活用されています。例えば、Environmental Justice FoundationやBlue Venturesは、海洋生態系と生物多様性保護のためのデータ収集にKoboToolboxを使用しています。 遠隔地やリソースが限られた地域でも、高品質なデータとセキュリティをどのように確保していますか? KoboToolboxは、インターネット接続が不安定な環境や資源が乏しい地域でも質の高いデータを収集できるよう設計されています。20種類以上の質問形式を使って調査票を作成でき、データはオフラインでも収集・保存が可能です。インターネット接続時に同期される設計となっており、データは転送中に暗号化され、必要に応じてエンドツーエンド暗号化も可能です。さらに、高度なセキュリティが求められるプロジェクトには、ローカルネットワーク上で完全にオフラインで稼働させることも可能です。 多言語対応や多様なユーザー層への配慮はどのように行われていますか? 私たちはアクセシビリティとインクルージョンを非常に重視しています。現在、ユーザーインターフェースは60以上の言語に対応しており、翻訳者コミュニティの協力によりその数はさらに増えています。また、調査票自体にも簡単に翻訳を追加できるため、さまざまな言語で正確なデータ収集が可能です。さらに、オフラインでの使用が可能な点も重要で、インターネットや言語の壁によって取り残されがちな遠隔地のコミュニティからもデータを集められるようになっています。 重要なプロジェクトに対して、どのようなサポートを提供していますか? 私たちのチームには、経験豊富なデータの専門家が在籍しており、カスタムトレーニングやダッシュボードの開発、フォーム設計、プロジェクト権限設定などのサポートを行っています。大規模な組織向けには、無制限の調査送信やセキュリティ強化、柔軟なカスタマイズが可能なプライベートサーバーを提供しています。小規模団体向けには、有償で専用サポートを追加することもできます。また、すべてのユーザーが無料で利用できるリソースとして、ヘルプセンター、コミュニティフォーラム、オンライン学習プラットフォーム「KoboToolbox Academy」が用意されています。 KoboToolbox Academyについて詳しく教えてください。 KoboToolbox Academyは、私たちが特に力を入れている新しい取り組みです。社会貢献分野の団体やグローバルなコミュニティを対象に、自分のペースで学べるオンライン講座を提供しています。現在は、データ収集の基礎を学べる「エッセンシャル講座(英語・フランス語)」と、人道的ニーズ評価に関する無料のインタラクティブトレーニングを提供しています。まもなくスペイン語版も公開予定です。さらに、上級ユーザー向けの応用講座も現在開発中です。 KoboToolboxの世界的な影響を示すプロジェクトや協力事例はありますか? 最近では、「KoboToolboxアンバサダープログラム」を立ち上げました。これは、世界各国の団体がより簡単にデータ技術にアクセスできるよう支援する、ボランティア主体の取り組みです。現在、28カ国から30名のアンバサダーが参加しており、現地でのトレーニングやユーザーグループの運営などを通じて、地域の能力向上に貢献しています。また、アンバサダーから寄せられるフィードバックは、新機能の開発や改善にも役立っています。 最近導入された技術革新にはどのようなものがありますか?それはどのようにデータ収集・分析を改善していますか? 自由記述回答などの定性的データは、分析が重要である一方で多くのリソースが必要です。これを効率化するため、2年前からAI技術の導入を開始しました。自然言語処理(NLP)を使って、72言語での音声の自動文字起こしや、106言語での自動翻訳を可能にしています。これにより、多言語環境でのデータ収集が格段に楽になり、現地言語によるコミュニティ支援がしやすくなりました。現在はさらに、大規模言語モデル(LLM)や分類器も導入中で、自由回答の分析を大幅に効率化することが期待されています。

Henrietta Dombrovskaya

Werner Fischer

Tiago Felipe Goncalves