LPI、新理事会メンバー就任を発表

LPI Welcomes New Board Members

Linux Professional Institute、新理事会を発足 〜2025年年次総会を経て〜

2025年7月11日— Linux Professional Institute(以下、LPI)は、7月10日に開催された新理事会の初会合をもって、正式に新たな理事会を発足したことを発表しました。新たに選出された4名の理事と再任された1名の理事は、6月21日の年次総会(AGM)において選出され、それぞれ任期を開始しました。今後、世界のオープンソース技術者を支援するというLPIの使命を共に推進していきます。

新たに理事に就任したのは以下の4名です:

  • Simone Davide “Simo” Bertulli(イタリア在住)
    エネルギーおよび通信分野で8年以上の経験を持つサイバーセキュリティ専門家。LPIブログの寄稿者であり、技術講座のレビュー担当者。2024年からLPI認定トレーナーとしても活動中。

  • Henrietta Dombrovskaya(アメリカ在住)
    40年以上にわたりデータベース分野で活動する研究者兼実務者。FOSS(Free and Open Source Software)の推進者、教育者、支援者として知られ、PostgreSQLの専門家でもある。著書に『PostgreSQL Query Optimization』。

  • Werner Fischer(オーストリア在住)
    20年以上のLinuxユーザー歴を持ち、オーストリア初のLPI認定トレーナー。Thomas-Krenn-Wikiにて1,000本以上の記事を執筆。勤務先ではFOSSとLinux教育の普及を目指し、「Thomas-Krenn Linux User Group」の共同創設者としても活躍。

  • Tiago Felipe Goncalves(オランダ在住)
    Linuxとネットワークインフラ分野で24年の経験を持つシニアネットワークエンジニア。LPI認定を含む44以上の資格を保有し、大規模ソリューション、メンタリング、国際的なコミュニティ活動を通じてFOSSの推進に尽力。

また、Ricardo Prudenciato(ブラジル在住) が再任され、引き続き理事としてLPIコミュニティへの貢献と、組織のグローバルな発展に取り組みます。

理事会の議長は Uirá Ribeiro が務め、副議長は Brian Clemens。その他の理事には Jon “maddog” Hall(名誉議長)Jill RatkevicDorothy GordonKlaus Knopper中原道紀Ted MatsumuraThiago Sobral が名を連ねています。


Evan Leibovitch 氏と Dan York 氏を Hall of Fellows に選出

LPIは創設25周年を記念し、初期の設立に深く関わった Evan Leibovitch 氏および Dan York 氏を「Hall of Fellows(殿堂)」に迎え、その長年にわたるFOSSコミュニティへの貢献を称えました。


選挙について

LPIの理事会選挙は毎年、年次総会にて実施されます。LPI会員はこの選挙を通じて、組織の方向性と「オープンソースに携わる人々を支援することでその活用を促進する」というLPIの使命に積極的に関わることができます。

理事たちは、専門分野の多様性と国際的な視点を持ち寄り、LPIの認定制度やコミュニティプログラムの世界展開、透明性の高い運営体制の維持・発展を支えています。


■理事紹介ページ(英語):
lpi.org/about-lpi/meet-our-board-of-directors

■2025年選挙の詳細(英語):
lpi.org/elections/2025


Linux Professional Institute(LPI)について

Linux Professional Institute(LPI)は、オープンソース技術者のための世界的な認定機関かつキャリア支援団体です。35万人以上の認定保持者を有し、世界初かつ最大規模のベンダー中立型Linuxおよびオープンソース認定機関として、180カ国以上で認定を行い、多言語による試験提供や数百におよぶトレーニングパートナーと連携しています。詳細はwww.lpi.orgをご覧ください。

メディア連絡先:
Björn Schönewald
コミュニケーション部門
Linux Professional Institute(LPI)
bschonewald@lpi.org

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