麻生情報ビジネス専門学校 : 実践教育とLinux資格取得でITインフラ人材を育成

概要

麻生情報ビジネス専門学校 福岡校は、九州を代表するIT・ビジネス系専門学校の一つとして、実践的なIT教育と資格取得支援に取り組んでいます。Linux技術者育成においても、Linux Professional Institute(LPI)のアカデミーパートナーとして認定資格を教育カリキュラムに取り入れ、インフラエンジニアの育成を推進しています。2025年には「LPI Partner Award」を受賞しました。この受賞は、Linux教育と資格取得を継続的に推進してきた同校の取り組みが評価されたものです。

課題

クラウド、サーバー、ネットワークなどのITインフラ分野では、Linuxの知識・技術を備えたエンジニアへの需要が高まっています。同校では、学生が資格を取得するだけでなく、実際にLinuxを操作し、サーバーを構築できる実践的なスキルを身につけることを重視しています。そのため、実践教育と資格取得を両立できる教育環境の整備を進めています。

取り組み

麻生情報ビジネス専門学校 福岡校では、LPIアカデミーパートナーとしてLinux Professional Institute認定資格を教育プログラムに導入しています。

主な取り組みは以下のとおりです。

  • LPI認定資格の取得を学習目標としてカリキュラムに組み込み
  • ネットワーク・サーバー分野を中心とした実践的なLinux教育
  • Raspberry Piを一人1台使用した実機中心の演習
  • ApacheによるWebサーバー構築
  • DNS・メールサーバーなどの構築演習
  • 国家資格やベンダー資格と組み合わせた体系的な資格取得支援

Linux教育では、2年生の前期から本格的に学習を開始し、7月末のLinux Essentials受験を大きな学習目標として設定しています。

Linuxの基本操作やコマンド、ファイルの作成・編集などを学んだ後、Apacheを利用したWebサーバー構築へと進みます。後期にはDNS、メール、Webサーバーなどへ学習範囲を広げ、最終的には学生自身が構築したWebサイトをインターネット上に公開します。また、仮想環境だけでなく、一人1台のRaspberry Piを使用することで、実際の機器を操作しながらLinuxを学ぶ環境を提供しています。

「実際に使えるLinux教育」で学生の意欲を向上

同校のLinux教育の特徴は、学習成果を学生自身が実感できる点にあります。自分で構築したWebサイトをインターネットに公開し、家族や友人のスマートフォンからアクセスしてもらうことで、「自分が作ったものが実際に動いている」という体験を提供しています。単にLinuxコマンドを覚えるだけではなく、実際のシステム構築まで経験することで、学生の学習意欲と実践力の向上につなげています。

Linux Essentials受験に向けた体系的な対策

資格取得では、7月初めから4週間、週2コマ・1コマ90分のLinux Essentials受験対策を実施しています。IT資格学習サイト「Ping-t」を活用し、学生ごとに学習目標を設定。問題を解くだけでなく、正解・不正解にかかわらず「なぜその答えになるのか」を確認し、解説を読むことで理解を深める学習方法を採用しています。

教員も質問対応だけでなく、学習を途中で諦めてしまわないよう、約1カ月の受験対策期間を通して学生を継続的にサポートしています。

「必ず受験する」ための仕組み

2025年には、受験を先延ばしにする学生を減らすため、以下の3つのルールを設定しました。

  1. 対策授業のテストに合格するまで学習を継続する
  2. 7月末までに必ずLinux Essentialsを受験する
  3. 夏休み中に不合格となった場合は再受験する

明確な受験目標を設定したことで、授業だけでなく休み時間にも自主的に学習する学生が増加しました。その結果、前年と比較してLinux Essentialsの合格率を約20%向上させることができました。

成果

2025年3月時点(福岡校・北九州校実績)で、LPI認定資格(LPIC・Linux Essentials)取得者70名を輩出しています。さらに、Linux人材育成への継続的な取り組みはLPIからも評価され、以下のLPI Partner Awardを受賞しています。

  • 2024年:麻生情報ビジネス専門学校 北九州校「LPI Partner Award」受賞
  • 2025年:麻生情報ビジネス専門学校 福岡校「LPI Partner Award」受賞

北九州校に続いて福岡校も受賞したことは、麻生専門学校グループが継続してLinux教育とLPI認定資格取得を推進してきたことを示す重要な実績です。また、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、Cisco認定資格、Oracle認定資格など幅広い資格取得にも取り組み、学生の技術力と就職力の向上につなげています。

担当者コメント

麻生情報ビジネス専門学校では、Linux教育を単なる資格試験対策にとどめず、実機を使った演習とサーバー構築を組み合わせることで、実務につながるスキルの習得を目指しています。Linuxは初心者にとってキーボード操作やコマンド、オプションなど覚えることが多く、決して簡単な学習ではありません。一方で、自分で構築したWebサイトをインターネットに公開し、スマートフォンからアクセスできるという体験は、学生にとって大きなモチベーションになっています。

Linux Essentialsの受験対策では、Ping-tを活用した問題演習、教員による継続的なサポート、明確な受験ルールを組み合わせました。その結果、前年と比較して合格率を約20%向上させることができました。また、Linux Essentialsを必須資格として位置付けることで、就職活動におけるスキル証明としても活用しています。実践的なLinux技術と資格取得を組み合わせた人材育成が、同校の大きな特徴です。また、すでに必須資格としている「Linux Essentials」は、就職活動における強力なスキル証明となっており、学生の内定率底上げにつながっています。即戦力人材として多くのシステムインテグレータに高く評価され、業界の採用需要を支えています。

今後の展望

クラウドネイティブ、DevOps、サーバー仮想化、コンテナ技術など、Linuxを基盤とするIT技術の重要性は今後さらに高まることが予想されます。麻生情報ビジネス専門学校 福岡校では、LPI認定資格を活用した教育を継続し、実践力と国際的に通用する資格を兼ね備えたITエンジニアの育成を推進していきます。

2024年の北九州校、2025年の福岡校におけるLPI Partner Award受賞という実績を生かし、今後もLinux教育とITインフラ教育のさらなる充実を図り、地域産業およびIT業界に貢献できる人材の育成を目指します。

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