Linux Professional Institute、DevOps Tools Engineer バージョン 2.0 を公開

Linux Professional Institute releases DevOps Tools Engineer version 2.0

カナダ・オンタリオ州、2025年11月26日 —
Linux Professional Institute(LPI)は、DevOps Tools Engineer 認定試験のバージョン 2.0 を公開しました。この試験では、DevOps 手法の実践において標準的なスタックとなっている、さまざまな方法論とオープンソースツールを用いた実践的スキルが問われます。

「新しい DevOps Tools Engineer 試験は、現代のソフトウェアアプリケーションが辿るライフサイクル全体にわたる重要な方法論とツールを網羅しています」と、LPI プロダクト開発ディレクターの Fabian Thorns 氏は説明します。「現在、DevOps は多様な形で実践されていますが、そのどれにおいても一般的に定着しているツールがあります。たとえば、コンテナオーケストレーションの Kubernetes、ソースコード管理の Git、そして継続的インテグレーション(CI)/継続的デリバリー(CD)などです。新しい試験では、ソフトウェアアーキテクチャから開発、コンテナオーケストレーション、オブザーバビリティまで、DevOps を実装するために必要なスキルセット全体を、1つの試験で評価します。試験では、実務で求められるレベルの深さでこれらのスキルを問います。」

新バージョンでは、従来版から大幅な変更が加えられています。「コンテナ技術に重点を置いたことで、バージョン 1.0 と比べて個別技術の数は減りましたが、その分深く掘り下げて扱っています。これにより、試験準備がしやすくなり、トレーニングもより的を絞ったものになります」と Thorns 氏は説明します。

「特に注目すべき点は、試験と同時に学習プラットフォーム(learning.lpi.org)で公開する Learning Materials(学習教材)です」と、LPI シニアプロダクトマネージャーの Dr. Markus Wirtz 氏は述べています。「無料で提供されるこれらの学習教材は、教育利用に最適化された解説と演習で構成されており、教師、講師、トレーナー、そして独学で学ぶ人にとって非常に有用な特別なリソースとなっています。」

試験は 60 問で構成され、90 分以内に回答する必要があります。試験は Pearson VUE テストセンター(試験コード 701-200)および OnVUE のオンライン監督試験(試験コード 701-200v)で提供されます。受験にあたって事前条件はありません。試験に合格すると、DevOps Tools Engineer バージョン 2.0 の認定証が授与され、認定者は LPI 会員となる資格を得ます。

試験はまず英語で提供され、2026 年に日本語版が公開予定です。英語版のバージョン 1.0 は、2026 年 6 月 30 日まで受験可能です。

新試験に関するすべての情報は
lpi.org/our-certifications/devops-overview/
で確認できます。詳細な試験目標は
lpi.org/our-certifications/exam-701-objectives/
に掲載されており、Learning Materials は
learning.lpi.org/en/learning-materials/701-200/
から利用できます。


Linux Professional Institute(LPI)について

Linux Professional Institute(LPI)は、オープンソースのプロフェッショナル向けに、世界的な認定基準とキャリア支援を提供する組織です。35 万人以上の認定取得者を有し、世界初かつ最大規模のベンダーニュートラルな Linux およびオープンソースの認定機関として知られています。LPI は 180 以上の国で認定を実施し、多言語で試験を提供しており、数百のトレーニングパートナーと協力しています。詳細は www.lpi.org をご覧ください。


メディア問い合わせ先:

Björn Schönewald
Communications
Linux Professional Institute (LPI)
bschonewald@lpi.org

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